農園について

マンゴーの種類

タイでは60種類以上の品種が栽培されています。これらはタイに古くからある地方種だけではなく、世界各国から導入された品種や新たに交雑によって作り出された品種も含まれています。商業栽培面積は約36ヘクタール、生産量は約170万トンに達しており、タイを代表するトロピカルフルーツの一つとなっています。1987年に条件付で輸入が解禁となりましたが、当時は品質面において日本向けに輸出可能なマンゴーが極めて少ない状況でした。しかしながら、ここ数年の輸出用マンゴー農家の生産技術レベル向上はめざましく、品質においても十分日本向け輸出が可能となりました。

タイマンゴーの主流品種は果皮が黄色い「ナンドクマイ種」という品種です。「花のしずく」という意味の名前で、ヘタ側は丸みがあり、反対側の先端はとがった形をしています。表面の色は黄色から薄い黄色で、果肉はイエローオレンジで繊維質が少なく滑らかな舌触りで、濃厚な甘味が楽しめます。フィリピンマンゴーよりも大きな実で、果肉は甘みが強く濃厚な味わい。それでいてなめらかで繊細な食感は日本人にもとても人気があります。

切り方のポイント

マンゴーの果肉はとても柔らかいので切り方を間違えるとせっかくの高価なマンゴーをぐちゃぐちゃにしてしまいます。
ポイントは種の方向を見極める事。 マンゴーには大きくて平べったい楕円形の種が1個入っています。
マンゴーを切るときには包丁が種にぶつからないよう種の向きに注意し、種の平らな面と平行になるように包丁を入れることが大切です。
まず、マンゴーをぐるっとまわしてみて、実の幅が狭いほうを上にしてまな板の上にのせます。

基本の3枚おろし:真ん中の薄い部分に種が入っています。

種のあるBの部分(幅は約1cm前後)の見当をつけてゆっくりと包丁を入れ、種の感触をさぐりながらなるべくぎりぎりに切ってマンゴーを3つの部分にわけます。

花咲カット:見栄えがきれいで高級感のあるカットの仕方です。大きめのマンゴーが適しています。

基本の3枚に切り分けた後、種のないAとCの部分を、皮まで切らないように注意しながらさいの目に包丁を入れ、両端を持って開きます。 種のあるBの部分は、皮をとって種のまわりに残った果肉を包丁で適当にこそぎ取ってください。

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